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AITACではIoT時代のITインフラを⽀えるための⼈材、「アーキテクト⼈材」として下記のような⼈物像の⼈材の育成を⽬指しています。
座学とグループによる実習を組み合わせた、理論と実戦に即した教育カリキュラムを計画しています。従来の区分である「ネットワークエンジニア」と「サーバエンジニア」の垣根を無くし、ソフトウェア技術とプログラミング技術を利用して、外部クラウドを組み合わせた迅速なサービスインフラを設計・構築できるエンジニアの育成を目指します。
また、エンジニアにとってチームワークを行うために重要なものは「コミュニケーション能力」です。この点も重視した人材育成を行います。
カリキュラムは3段階となっています。
各STEPごとに「修了」と「認定」が設定されています。各生徒にはSTEP1から開始し、各STEPにて用意されているコンテンツをすべて受けることで「修了」の資格が与えられ「認定」を得るためのコンテンツに挑戦する権利を得られます。「認定」の条件をクリアし、「認定」を得ることで次のSTEPに進むことができます。
座学・演習にて基礎的な技術を幅広く学んで頂きます。STEP1はe-Learningも提供しています。
各会場に集まって集合研修または授業 ※eラーニングでの提供予定あり
STEP1集中セミナーまたは大学の授業にて行ったSTEP1の内容について認定を行います。
認定試験にて認定されたエンジニアはSTEP2の段階に進むことができます。
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コンテンツ展開について
インターネットの歴史やインターネットを構成する基礎技術としてEthernetの仕組み・IP通信の基礎と経路制御技術、ネットワークの設計論など基本的なネットワークの設計・構築を行うための知識を習得します。
講義の概要 ネットワークの理論 |
本講義の位置付け、実施方針を伝える |
TCP/IP ネットワークの概要 Ethernet の仕組み |
TCP/IPネットワークの全体像と階層モデルについて理解する |
L1 光デバイス | 光を用いた通信方式の概要、光に関係するデバイス(送受信モジュール/ケーブル)を学ぶ |
Ethernetを用いたネットワークの構築演習 | Ethernetを用いて小規模なネットワークを構築する スイッチの操作を覚える |
ネットワーク層 IP経路制御 (1) |
ネットワーク層の役割について理解し、IPアドレスの構造、IGPの仕組みを理解する |
IP経路制御(2) | EGPの役割とBGPの仕組みについて理解する またBGPを応用した実際の経路制御手法についても学ぶ |
経路制御演習 (1) | IGPとEGPの階層的な経路制御について学び、RIP、OSPFを用いた経路制御の演習を行う |
経路制御演習(2) | BGPの仕組みについて理解し、ルータの設定を通じて理解を深める |
ネットワーク冗長化と設計 | 信頼性向上のためにネットワークの冗長化が必要であることを理解する 各層での冗長化技術を学ぶ |
ネットワーク設計論 | データセンタや ISP における実際のネットワーク設計や Interop Tokyo におけるネットワーク設計からその意味を学ぶ |
コンピュータ/OSのアーキテクチャ、サーバ向けのOSとして広く使用されているLinuxを用いたサーバ構築、構築後の負荷分散の学習などサーバの構築・運用のための知識を習得します
OS/コンピュータアーキテクチャ | サーバに用いられるOSの基礎的な仕組みを理解する 現在のコンピュータアーキテクチャとCPUの仕組みについて学ぶ |
OS/サーバの仕組み セキュリティ |
Linux を例として OS の構造と仕組みを理解する Linux を利用して構築されるサーバの事例を理解する |
Linux のインストールとサーバとしての設定 | OSインストールからソフトウェアのインストール、性能試験までを一通り行い、サーバ構築の一連の流れを学ぶ |
負荷分散と仮想化 | サーバ仮想化技術について学びその利点と欠点を理解する サービスの負荷分散手法について学ぶ 実際のシステムについて事例を通じて理解を深める |
近年インフラ構築をするにあたり盛んに利用されている、クラウド・SDNの技術やクラウドを構成する要素技術、大規模サービスを構築する際の事例紹介など、最新のネットワークの設計・構築、クラウドサービスや仮想化技術を習得します
大規模システム構築に向けて | サーバ仮想化や負荷分散、ネットワークの冗長化を利用して大規模可能なシステムの構築について学ぶ |
クラウド技術の概要 クラウドサービス構成法 |
クラウドのアーキテクチャとその要素技術を理解する |
ストレージとデータベース技術 | ファイルシステムからネットワークベースのストレージ、データベースの技術について理解する。 |
コンテナ技術と演習 | オンプレミスクラウドの構築について、IaaSとPaaSの場合を経験する オンプレミスクラウドを構築する場合の注意点とセキュリティについて学ぶ |
商用クラウドを用いたサービスの構築 | 商用クラウドの利用方法を学び、商用クラウドを利用したシステム構築事例について学ぶ |
商用クラウドサービスの活用 ハイブリッドなシステムの構築 |
商用クラウドを利用して Web サービスを構築する手法について学ぶ データベースを利用しデータ解析基盤として利用する手法について学ぶ |
SDN技術 | SDN技術の基礎を理解し、その特徴と既存ネットワークとの違いを理解する |
OpenFlowを用いたネットワークアプリケーションの作成 | OpenFlowアプリケーションを実装できるようになる |
NFV技術の概要 | NFV技術の概念を理解し、その実現方法と技術課題について理解する |
他の分野で学んだ知識をベースにサービスのインフラを設計する際の方法や注意点、設計・構築したインフラの運用に必要な監視の技術、効率よくインフラを構築するための自動化の技術、実際のインフラの設計から構築までを行った事例紹介など、インフラ構築する上でより実践的な技術を習得します協議会について
インフラ設計論 構築プロセスの紹介 |
サービスを構築するにあたって必要な要件とそれを満たすコンポーネントをどう利用するか、議論を通じて理解を深める ShowNetや大規模ネットワークを事例としたネットワーク設計論を紹介する |
インフラ運用・監視・管理技術 | 構築したインフラシステムを監視するための手法と、監視要件を元にした監視システムの構築について事例を通じて学ぶ |
サービスインフラのセキュリティ | サービスインフラに対して求められるセキュリティとその注意事項について、実際の事例や教材を元に学習する |
インフラ構築と運用の自動化 (必要なプログラミング初歩を含む) |
インフラ構築を自動化するためのツール群に関して、プログラミング言語の初歩を交えながら学習する |
運用ツールによるインフラ構築と運用の自動化 | 自動化ツールを用いてインフラの構築と運用自動化を体験する |
実シナリオに基づいたアーキテクチャ設計 | グループを形成し、グループ単位で与えられたサービス課題を実現するためのシステムアーキテクチャについて議論を行いまとめる |
エンジニアにとってチームワークを行うために「コミュニケーション能力」重要なスキルの一つです。STEP2ではグループワークにて一つの与えられた課題を演習形式で解決します。
演習では演習環境を遠隔から使用していただき、ネットワーク・サーバだけでなくクラウドリソースも活用して与えられた課題に取り組んでいただきます。
約1ヶ月間、業界で活躍するインフラエンジニアや学術機関の研究者などの最先端の動向に詳しいメンターから指導を受けながら、AITACで設定した課題をグループワークで取り組んで頂きます。
課題は⼤きく分けて「初級」「中級」「上級」と3段階の難易度が設定されています。⽣徒は各難易度の「修了」の判定を獲得することで次の難易度に挑戦することができます。
「初級」の課題から取り組んでいただき、「中級」「上級」と順番に難易度に取り組み、上級課題をクリアすることでSTEP2認定となります。
(初級・中級:グループワーク 上級:個人ワーク)
各チームでのキックオフ後、各チームごとに課題の計画・設計・構築とミーティングなどを繰り返しながらシステムを構築します。
各チームには「メンター」呼ばれる指導員が付き、技術的なアドバイスを⾏いながら⽣徒には実践形式でインフラ構築に必要な要素である「技術」「コミュニケーション」「問題解決」などを学んでいただきます。
最後に構築したシステムをプレゼンを⾏い、課題に対しての評価を⾏います。
プレゼンを元にカリキュラム委員会にて「プレゼンの内容」「課題に対しての取り組み」「要件に対して課題にて構築したインフラ技術のレベルや内容」を判定、問題ない場合には「修了」となります。
STEP2上級は、より高度な課題が与えられる個人ワークです。課題内容は受講者により異なります。
会員企業へのインターンシップやInterop Tokyoなどのイベントに参加し、実践を通してスキルアップを図り、スペシャリストを目指します。
STEP2までに修得した技術を実際の業務に活かし、エンジニアとしてのスキルやコミュニケーションスキルを磨いていただきます。
高度ITアーキテクト育成協議会へ入会を希望される方は、お問い合わせページよりお問い合わせください。
本社団法人は正会員、賛助会員、特別会員から構成されます。正会員は総会における議決権があり、教育の方針や手法に関する意思決定に参加できます。 正会員、賛助会員はどちらも本社団法人が作成した育成コンテンツを利用する権利を有し、さらに無償にて受講生を派遣することができます。 座学に関しては、大学や高等専門学校、専門学校等と連携し、現場の声を取り入れたカリキュラムの作成と更新を行います。
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