育成体制

人材育成方針

  1. カリキュラム・教材の策定、製作および維持、管理
    • 人材育成カリキュラムの開発
    • 教材の策定、製作
    • カリキュラム・教材のバージョンアップおよび維持、管理
  2. 講師の確保・調整・派遣
    • 会員企業の協力・支援による講師の確保
    • 講師の役割分担、カリキュラムへの派遣、調整
    • テーマに応じたその分野のトップエンジニアの招聘
  3. 講義・実習の開催、実習・演習環境の運営管理
    • 大学における寄付講座開設等を通じた、講義・セミナーの開催
    • 専門学校、高専との連携による授業の開催
    • 実習・演習環境の運営・管理
  4. 認定制度の策定・管理、インターンシップ体制整備、認定者の「出口」対策
    • 認定基準の策定、認定制度の整備
    • 認定者へのインターンシップを含めた企業側の雇用受け入れ体制の整備
    • 大学等、学術機関における技術アシスタントとしての雇用受け入れ体制の整備

人材育成の流れ

座学とグループによる実習を組み合わせた、理論と実戦に即した教育カリキュラムを計画しています。従来の区分である「ネットワークエンジニア」と「サーバエンジニア」の垣根を無くし、ソフトウェア技術とプログラミング技術を利用して、外部クラウドを組み合わせた迅速なサービスインフラを設計・構築できるエンジニアの育成を目指します。
また、エンジニアにとってチームワークを行うために重要なものは「コミュニケーション能力」です。この点も重視した人材育成を行います。

カリキュラムは3段階となっています。

高度ITアーキテクト人材育成イメージ

高度ITアーキテクト人材育成イメージ

STEP1 座学・演習

IoT時代のITインフラを運用・管理していくためには、これまでのハードウェアに関するスキルに加えて、ソフトウェアに関するスキルを有した人材が必要不可欠です。一方で最新のインフラ技術は従来のインフラ技術の上に成り立っており、 IoT時代のITインフラを運用・管理していくためには様々な技術を活用できることが求められています。

STEP1ではネットワーク・サーバなどのインフラ技術の基礎から最新のインフラ技術まで様々な技術を座学と演習にて修得します。
演習環境を一定期間、開放することで、授業後も自主的に学習することができる環境を提供します。

ネットワークの基礎技術 構築・運用技術 設計方法

講義の概要
ネットワークの理論
本講義の位置付け、実施方針を伝える
TCP/IP ネットワークの概要
Ethernet の仕組み
TCP/IPネットワークの全体像と階層モデルについて理解する
Ethernetを用いたネットワークの構築演習 Ethernetを用いて小規模なネットワークを構築する
スイッチの操作を覚える
ネットワーク層
IP経路制御 (1)
ネットワーク層の役割について理解し、IPアドレスの構造、IGPの仕組みを理解する
IP経路制御(2) EGPの役割とBGPの仕組みについて理解する
またBGPを応用した実際の経路制御手法についても学ぶ
経路制御演習 (1) IGPとEGPの階層的な経路制御について学び、RIP、OSPFを用いた経路制御の演習を行う
経路制御演習(2) BGPの仕組みについて理解し、ルータの設定を通じて理解を深める
ネットワーク冗長化と設計 信頼性向上のためにネットワークの冗長化が必要であることを理解する
各層での冗長化技術を学ぶ
ネットワーク設計論 データセンタや ISP における実際のネットワーク設計や Interop Tokyo におけるネットワーク設計からその意味を学ぶ

サーバの基礎技術 スケーラビリティー 仮想化技術

OS/コンピュータアーキテクチャ サーバに用いられるOSの基礎的な仕組みを理解する
現在のコンピュータアーキテクチャとCPUの仕組みについて学ぶ
OS/サーバの仕組み
セキュリティ
Linux を例として OS の構造と仕組みを理解する
Linux を利用して構築されるサーバの事例を理解する
Linux のインストールとサーバとしての設定 OSインストールからソフトウェアのインストール、性能試験までを一通り行い、サーバ構築の一連の流れを学ぶ
負荷分散と仮想化 サーバ仮想化技術について学びその利点と欠点を理解する
サービスの負荷分散手法について学ぶ
実際のシステムについて事例を通じて理解を深める

最新ネットワーク制御技術 サービス仮想化 統合管理技術

大規模システム構築に向けて サーバ仮想化や負荷分散、ネットワークの冗長化を利用して大規模可能なシステムの構築について学ぶ
クラウド技術の概要
クラウドサービス構成法
クラウドのアーキテクチャとその要素技術を理解する
ストレージとデータベース技術 ファイルシステムからネットワークベースのストレージ、データベースの技術について理解する。
コンテナ技術と演習 オンプレミスクラウドの構築について、IaaSとPaaSの場合を経験する
オンプレミスクラウドを構築する場合の注意点とセキュリティについて学ぶ
商用クラウドを用いたサービスの構築 商用クラウドの利用方法を学び、商用クラウドを利用したシステム構築事例について学ぶ
商用クラウドサービスの活用
ハイブリッドなシステムの構築
商用クラウドを利用して Web サービスを構築する手法について学ぶ
データベースを利用しデータ解析基盤として利用する手法について学ぶ
SDN技術 SDN技術の基礎を理解し、その特徴と既存ネットワークとの違いを理解する
OpenFlowを用いたネットワークアプリケーションの作成 OpenFlowアプリケーションを実装できるようになる
NFV技術の概要 NFV技術の概念を理解し、その実現方法と技術課題について理解する

各技術を適切に活用しサービスインフラの設計・構築・プログラミングを用いた設計理論を習得する

インフラ設計論
構築プロセスの紹介
サービスを構築するにあたって必要な要件とそれを満たすコンポーネントをどう利用するか、議論を通じて理解を深める
インフラ運用・監視・管理技術 構築したインフラシステムを監視するための手法と、監視要件を元にした監視システムの構築について事例を通じて学ぶ
サービスインフラのセキュリティ サービスインフラに対して求められるセキュリティとその注意事項について、実際の事例や教材を元に学習する
特に IPv6 にも留意したインフラセキュリティに関して学習する
インフラ構築と運用の自動化
(必要なプログラミング初歩を含む)
インフラ構築を自動化するためのツール群に関して、プログラミング言語の初歩を交えながら学習する
運用ツールによるインフラ構築と運用の自動化 自動化ツールを用いてインフラの構築と運用自動化を体験する
実シナリオに基づいたアーキテクチャ設計 グループを形成し、グループ単位で与えられたサービス課題を実現するためのシステムアーキテクチャについて議論を行いまとめる

STEP2 実習

エンジニアにとってチームワークを行うために「コミュニケーション能力」重要なスキルの一つです。STEP2ではグループワークにて一つの与えられた課題を演習形式で解決するコンテンツを予定しております。

演習では演習環境を遠隔から使用していただき、ネットワーク・サーバだけでなくクラウドリソースも活用して与えられた課題に取り組んでいただきます。各演習では実際に活躍しているエンジニアがメンターとして指導し、より実践的な技術を習得していただきます。

STEP3 プロフェッショナル育成

会員企業へのインターンシップやInterop Tokyoなどのイベントに参加し、実践を通してスキルアップを図り、スペシャリストを目指します。

STEP2までに修得した技術を実際の業務に活かし、エンジニアとしてのスキルやコミュニケーションスキルを磨いていただきます。

受講のご案内

高度ITアーキテクト育成協議会へ入会を希望される方は、お問い合わせページよりお問い合わせください。

お問い合わせ