カリキュラム委員長の関谷先生が登壇しました -Security Days Spring 2024-
去る2024年3月12日、AITACカリキュラム委員長の関谷先生が2回にわたり、Security Days Spring 2024のオープンステージで講演をしてくださいました。
講演のタイトルはズバリ「今更ながらに考え直すセキュリティ人材育成」
展示会場内に設けられたオープンステージということもあり、席数も少ないながら、後方に立ち見で聴講する方が多数いました。
さて講演の内容はというと、セキュリティ人材はセキュリティ技術だけを深く追求するだけでないということ、そして何を守っているのかその対象を理解して初めて「セキュリティ」と言えるといったことなど、ハッと気づかされるものばかり。
「守りたいものが異なれば必要となる技術も異なる」
「デジタル技術によってもたらされるサービスや情報を守るということは、デジタル技術がわかっていないとサーバーセキュリティ対策を行うことは困難」
こういった説明に触れ、サイバーセキュリティ人材を育成するということは、「デジタル人材育成」にニアリーイコールであると話していました。
セキュリティ専門の人材育成も大切な一方、「守りたいもの(=デジタル技術等々)」に詳しくなるのがセキュリティ対策の第一歩、ということを熱く語っていました。
途中、奈良先端科学技術大学院大学の教授であられた山口英先生の「サイバーセキュリティは総合格闘技である」という言葉を引き合いに出され、そこからAITACの人材育成に話をつなげて「ITインフラにおける総合格闘技を目指す」という紹介の仕方をしてくださいました。
AITACではこうしたITシステム構築の基礎要素となる知識や技術の習得を目指したセミナー開催を通じたITアーキテクト人材の育成が、とりもなおさずセキュリティ対策にとっても重要であると締めくくりました。
セキュリティだけに特化した教育ではなく、セキュリティもわかる専門人材育成、それがこれからのセキュリティ人材なのです。
SecurityDays Spring2024 概要(東京開催)
会期:2024年3月12日(火)~15日(金)
会場:JPタワーホール&カンファレンス(KITTE 4F)
展示会場内オープンステージ https://f2ff.jp/event/secd#Stage
※タイムスケジュール https://x.gd/15p8B